バンプボンディングとは

バンプボンディング(Bump Bonding)とは、半導体チップと基板、または他のチップとの接続において、チップ表面に形成された金属突起(バンプ)を用いて接合する先進的な実装技術です。1960年代にIBMが「C4(Controlled Collapse Chip Connection)」として開発し、以来、半導体実装技術の重要な柱として発展してきました。

主にフリップチップ実装(Flip Chip)で用いられ、高密度な配線設計や高速信号伝送、小型化が求められる電子機器に広く採用されています。スマートフォンや高性能コンピュータ、車載電子機器、医療機器など最先端の電子デバイスに不可欠な技術として定着しています。

従来のワイヤーボンディングと異なり、ワイヤを使わず直接バンプで接続するため、接続距離を短縮でき、回路性能の向上にも大きく寄与します。また、全体的なパッケージサイズの小型化にも貢献しており、モバイル機器の進化を支える基盤技術の一つとなっています。

近年の半導体の微細化・高性能化と電子機器の小型化・多機能化の流れの中で、バンプボンディング技術の重要性はますます高まっており、さらなる技術革新が続いています。

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バンプボンディングの特徴

バンプボンディングは、以下のような特性を持つことから、先端パッケージ技術に欠かせない手法となっています。

ワイヤレス接続

  • チップを反転させ、バンプと基板のパッドを直接接合するため、ワイヤの引き回しが不要です
  • チップ周辺部のワイヤボンド用スペースが不要となり、実装面積の縮小が可能です
  • 接続経路が短く、電気的な特性(抵抗・インダクタンス)が改善されます
  • 配線層数の削減や回路設計の簡素化にも寄与します

高密度化に対応

  • バンプはチップ全面に配置できるため、I/O数の多い設計にも適応可能です
  • 周辺配置(ペリフェラル)だけでなく、エリアアレイ配置が可能となります
  • 微細ピッチ(現在は40〜100μm程度)での多端子接続を実現できます
  • 将来的なI/O数増加にも柔軟に対応できる拡張性を備えています

接続距離が短く、伝送特性に優れる

  • インダクタンスや遅延が小さくなり、高速信号伝送に向いています
  • GHz帯域の高周波信号の伝送損失を低減できます
  • ノイズ耐性が向上し、信号品質の劣化を抑制できます
  • 5G/6G通信やミリ波レーダーなどの高周波アプリケーションに最適です

小型・薄型実装を実現

  • 垂直方向の積層が可能になり、省スペース化が進みます
  • ワイヤーループスペースが不要で、パッケージ高さを低減できます
  • チップとほぼ同サイズのパッケージ(CSP: Chip Scale Package)の実現に貢献します
  • 多層積層パッケージの中間層としても活用され、3次元実装を促進します

放熱設計に有利

  • バンプを通じて熱を効率的に逃がすことができるため、高発熱デバイスにも適応できます
  • 熱抵抗が低減され、チップの動作温度上昇を抑制できます
  • 基板側の放熱設計と組み合わせることで、効率的な熱管理が可能です
  • パワーデバイスやAIチップなど高発熱コンポーネントの性能を最大限に引き出せます

バンプボンディングのメリットとデメリット

メリット

1. 電気的性能の向上

接続経路が短く、低インダクタンス・低抵抗を実現できます。高速デジタル回路や高周波回路での信号伝送特性が大幅に改善され、GHz帯域の信号伝送にも対応可能です。特に次世代通信規格(5G/6G)や高性能コンピューティングで重要な優位性となります。

2. 高密度実装の実現

チップ表面全体を接続端子として利用できるため、同じチップサイズでより多くの入出力(I/O)端子を配置できます。先端デバイスでは数千ピン以上の超多ピン接続も可能となり、集積度の向上に貢献します。

3. パッケージの小型化

ワイヤーボンディングで必要とされる周辺配線スペースが不要となるため、チップサイズにより近いパッケージ(CSP)の実現が可能です。モバイル機器など、スペース制約の厳しい用途で特に重要な利点となります。

4. 優れた放熱特性

バンプを通じた効率的な熱伝導経路が確保でき、チップの放熱性能が向上します。高性能プロセッサやAIアクセラレータなど、高発熱デバイスの性能を最大限に引き出すことができます。

5. 高い信頼性

適切なアンダーフィル材との組み合わせにより、機械的強度と環境耐性が向上します。温度サイクルや振動に対する耐性が高まり、自動車や産業機器など、厳しい環境で使用される機器での採用が進んでいます。

デメリット

1. 製造コストの増加

接続経路が短く、低インダクタンス・低抵抗を実現できます。高速デジタル回路や高周波回路での信号伝送特性が大幅に改善され、GHz帯域の信号伝送にも対応可能です。特に次世代通信規格(5G/6G)や高性能コンピューティングで重要な優位性となります。

2. 検査の難しさ

接合部が視認できない位置にあるため、接合状態の確認にX線検査や超音波検査などの特殊手法が必要です。不具合が発生した場合の修理(リペア)も複雑になり、コスト増加や歩留まり低下の要因となることがあります。

3. 熱応力による信頼性課題

チップと基板の熱膨張係数の差により、熱サイクル時に応力が発生し、接合部の疲労破壊につながる可能性があります。アンダーフィルの選定や設計最適化による対策が必須となります。

4. プロセスの複雑さ

バンプ形成からアンダーフィル充填まで、多くの工程と厳格な管理が必要です。また、バンプサイズやピッチの微細化に伴い、位置合わせ精度や温度制御の要求も厳しくなり、高度な技術と経験が求められます。

5. 基板要件の厳格化

高密度実装に対応するため、基板側も高精度化・微細化が必要となります。基板コストの上昇や、高度な設計ルールの適用が必要となり、システム全体の複雑性が増す傾向があります。

バンプの種類と用途

バンプには複数の種類があり、製品の特性や信頼性要求に応じて使い分けられます。各バンプタイプには固有の特性と適した用途があり、製品要件や製造条件に合わせて最適なものが選択されます。

バンプ種別特徴・利点主な用途
錫鉛バンプ(SnPb)低温での接合が可能。加工しやすいが、RoHS非対応。融点は約183℃(共晶組成)で、比較的低温での接合が可能です。旧世代IC、産業用途、軍事・航空宇宙用途(一部免除申請あり)
無鉛錫系バンプ環境対応(RoHS準拠)。熱サイクル耐性にも優れる。主にSnAgCu(SAC)合金が使用され、融点は約217-220℃。鉛フリー化に伴い主流となっています。民生用電子機器、車載製品、スマートフォン、コンピュータ、家電製品全般
金バンプ(Au)高信頼性、耐腐食性に優れる。再接合性も良好。酸化しにくく、高温環境でも安定した特性を維持します。熱・超音波併用接合が一般的です。医療・航空・精密機器、高周波デバイス、センサモジュール、高信頼性が求められる用途
銅バンプ(Cu)高導電性・高耐熱性。先端パッケージに適する。金より低コストで導電率が高く、エレクトロマイグレーション耐性にも優れています。HBM、3D IC、HPC向け、高性能プロセッサ、次世代メモリインターフェース
銅ピラー+錫キャップ微細ピッチ対応と高信頼性を両立。銅柱の高さ制御性に優れ、40μm以下の超微細ピッチに対応可能です。先端モバイルSoC、FPGA、高性能ASICなど微細多ピン製品
導電性接着剤バンプ低温接合が可能で熱ストレスが少ない。銀フィラー入りエポキシなどが使用され、柔軟性により熱応力を緩和します。フレキシブル基板、ディスプレイドライバ、センサモジュール、熱に弱い部品

バンプ形状や寸法も重要なパラメータであり、直径(20〜100μm)や高さ(15〜80μm)は、接続信頼性やプロセス条件に大きく影響します。また、ピッチ(バンプ間隔)の微細化が進み、先端デバイスでは40μm以下のピッチも実用化されています。

イデアシステムでは、上記Cuバンプ以外のバンプ種類での実績があります。
共晶ハンダバンプ(錫鉛バンプ)、鉛フリーハンダバンプ(無鉛錫計バンプ)、Auバンプについては当社社内での用意が可能です。

工程概要

バンプボンディング(バンプ形成)の基本的な工程は、以下の通りです。各工程では高い精度と清浄な環境が求められ、製品の信頼性と歩留まりに直結します。

  • 電極上に金属を蒸着・めっき・印刷などの方法でバンプを形成します。形状や高さの制御が重要です
  • めっき法:フォトリソグラフィでパターンを形成し、電解めっきでバンプを成長させる方法。高精度だが工程が複雑
  • スパッタ+エッチング:金属層を一括成膜後にエッチングでパターン化。バンプ高さの均一性に優れる
  • スクリーン印刷:金属ペーストをスクリーンマスクを通して印刷。低コストだが、微細化に制約あり
  • ボール転写法:金属ボールを一括で配置し接合。均一なバンプ高さが得られるが、超微細ピッチには不向き
  • 超音波接合:Auバンプを電極上に超音波接合にて形成する。(下記3.接合と被るかもしれませんがタイミング的にはこちらになります)

バンプ形成は通常、ウェハレベルで一括処理され、均一なバンプ高さと形状の実現が重要です。最新のプロセスでは、めっき法による銅ピラーバンプが主流となっています。
イデアシステムでは、ハンダボールを用いた場合はボール転写法(ハンダボールを搭載して一括で溶融して接合)でバンプ形成を行います。また、金バンプでは超音波により電極上にバンプを形成します。

使用装置

バンプボンディング(バンプ形成)の基本的な工程は、以下の通りです。各工程では高い精度と清浄な環境が求められ、製品の信頼性と歩留まりに直結します。

バンプ形成装置

  • めっき、蒸着、スクリーン印刷など、形成方法に応じた装置が使用されます
  • めっき装置:ウェハ全面に均一にめっきするための電流分布制御や液流制御が重要
  • スパッタリング装置:金属薄膜を均一に成膜するための高真空・高出力システム
  • スクリーン印刷機:金属ペーストを精密に印刷するためのアライメント機構と印刷圧制御機能
  • レーザー加工装置:バンプ形状の整形や表面処理に使用される高精度レーザーシステム

検査装置

  • X線検査装置:接合部の内部状態を非破壊で確認する高解像度システム
  • 超音波スキャナ:アンダーフィル充填状態やボイドを検出する非破壊検査装置
  • 電気テスター:全接点の導通や絶縁を確認する高速テストシステム
  • せん断強度測定器:接合強度を数値化して品質を評価する装置(主にシェア強度測定)

当社では、金バンプ形成に新川製のバンプボンダーを使用しています。シリコンウェハにバンプを打つことは出来ませんが、ウェハからダイシングで個片になったベアチップへのバンプ実装が可能です。
また、同じく新川製のワイヤーボンダーを使用して、基板側のパターンへ金バンプを形成する事もできます。

品質管理・信頼性評価

バンプ接合部は微細なため、不良を早期に検出し、高い信頼性を保つ検査が求められます。製品の品質と長期信頼性を確保するため、様々な検査・評価技術が適用されています。

せん断試験(Shear Test)

  • 接合強度を測定し、機械的な信頼性を評価します
  • バンプに横方向から一定の力を加え、破断強度を測定します
  • 一般的な強度基準は、バンプサイズにより異なりますが、数gf〜数十gfの範囲が目安となります
  • 破断モード(界面破壊、バンプ内部破壊など)の分析により、接合品質を詳細に評価できます。例えば当社では、電極にバンプが少しも残らないで取れた場合はNGと判定しています。
  • サンプリング検査とSPC(統計的工程管理)を組み合わせた品質管理が一般的です

X線検査

  • 非破壊でバンプ内部のボイドや未接合を確認します
  • マイクロフォーカスX線による高解像度検査が標準です
  • 2D検査では全体的な接合状態を評価し、3D-CT検査ではより詳細な立体的欠陥分布を把握できます
  • インライン検査にも対応した高速検査装置と、詳細分析用の高解像度装置の使い分けが効果的です
  • AIによる画像解析技術の導入により、検出精度と処理速度が向上しています

電気的導通試験

  • 全接点の導通や短絡を確認します
  • 専用のテストソケットやプローブカードを用いた一括検査が行われます
  • 高周波特性評価や、電源・グラウンドのインピーダンス測定も重要な項目です
  • バーンイン試験(高温動作試験)との組み合わせにより、潜在不良の早期検出も可能です
  • 自動テストシステムによる効率的な検査と詳細なデータ分析が行われています

その他の品質評価

  • 断面観察による接合部のミクロ構造分析
  • 表面分析(SEM, TEM, EDXなど)による金属間化合物の評価
  • 熱抵抗測定による放熱性能評価
  • 熱赤外線カメラによるホットスポット検出

主な用途と応用分野

バンプボンディングは以下のような分野で採用されています。半導体の高性能化と電子機器の小型化・多機能化に伴い、その応用範囲は年々拡大しています。

スマートフォン・モバイル機器

  • 高性能SoCやセンサーモジュールに採用
  • アプリケーションプロセッサとメモリの高速インターフェース
  • カメラモジュール、生体認証センサ、各種電子部品
  • RF通信モジュール、5G対応高周波回路
  • モバイル機器では、小型化・薄型化・低消費電力化の要求に応えるため、バンプボンディングが標準的な実装技術となっています

自動車電子機器

  • ECU、カメラモジュール、LIDARなど、耐環境性が求められる用途
  • パワートレイン制御、シャーシ制御用の高信頼性モジュール
  • ADAS(先進運転支援システム)用の高性能センシングデバイス
  • 車載インフォテインメントシステムの高速プロセッサ
  • 自動車分野では、特に-40℃〜+125℃の広い温度範囲での動作信頼性と、10〜15年の長期耐久性が要求されます

医療機器

  • 小型高密度で高信頼性を要するセンサ・検出モジュールに使用
  • 体内埋め込み型デバイスの超小型回路
  • 画像診断装置の高速信号処理回路
  • 生体モニタリング用センサモジュール
  • 医療機器では、高い信頼性と安全性に加え、一部用途では滅菌処理への耐性も求められます

HPC・データセンター

  • HBM(高帯域幅メモリ)とGPU/CPUの高密度接合
  • AI/ML処理用アクセラレータの高性能パッケージ
  • 高速ネットワーク機器の信号処理モジュール
  • データセンターでの高放熱部品の効率的冷却
  • HPC分野では、特に高いデータ伝送速度(数百GB/s)と効率的な放熱性能が重視されます

産業・IoT機器

  • 産業用コントローラ、FA機器の制御回路
  • センサネットワーク用の小型・低消費電力モジュール
  • 過酷環境下で使用される計測機器・監視システム
  • スマートグリッド、スマートメーターなどのインフラ機器
  • 産業用途では、特に振動・衝撃耐性や、高温・高湿環境での長期信頼性が重要となります

このようにバンプボンディングは医療機器、精密機器、高周波関係、自動車関係など多岐にわたる分野で使用されていますが、バンプボンディング自体はあくまでチップ実装前のチップの電極形成の方法となります。その後の基板への接合方法の選択も重要です。

関連技術動向

近年のバンプボンディングでは以下のような先進技術が注目されています。半導体技術の進化に合わせて、実装技術も革新的な発展を続けています。

ハイブリッドボンディング

  • 金属と絶縁層を同時に接合する次世代3D実装技術
  • 従来のマイクロバンプよりも微細な接続(ピッチ10μm以下)が可能
  • 接合面全体を活用することで、電気的・機械的・熱的性能を大幅に向上
  • 3D NAND、HBM、AIプロセッサなど、最先端デバイスへの採用が進んでいます
  • チップ間の超広帯域インターフェース実現に貢献し、データ転送速度を飛躍的に向上させています

サーモコンプレッション接合

  • 低温・短時間でCu-Cu接合を可能にする方式。熱ストレスが小さく、微細化に有効
  • 精密な温度・圧力プロファイル制御による高品質接合を実現
  • 微細ピッチ(40μm以下)に対応し、次世代高密度パッケージングに適しています
  • 従来のリフロー方式と比較して、より精密な接合制御が可能になります
  • 多段積層実装における中間層の接合にも有効な技術です

ファインピッチ・マルチチップ対応

  • 高密度・複数チップ構成への対応が進み、設計の自由度が向上
  • インターポーザ技術との組み合わせによる2.5D実装の普及
  • TSV(Through Silicon Via)を用いた3D積層パッケージとの融合
  • ヘテロジニアス・インテグレーション(異種チップ統合)への応用
  • システムレベルパッケージ(SiP)の高性能化・小型化に貢献しています

環境対応・低温接合技術

  • 環境負荷低減のための鉛フリー化と低温プロセス開発
  • ナノ粒子金属を用いた低温焼結接合技術
  • レーザー局所加熱による精密接合技術
  • 熱に弱い部品や基板に対応した低温実装技術
  • カーボンニュートラルに向けた製造プロセスの省エネルギー化も進んでいます

AI・デジタル技術の活用

  • AI画像処理による検査精度向上と自動判定
  • デジタルツインを活用したプロセス最適化
  • ビッグデータ解析による歩留まり向上と品質安定化
  • IoT技術を活用した装置状態モニタリングと予防保全
  • スマートファクトリー化による生産効率向上と人的依存の低減

当社では、より小型のバンプを形成した微細化を進め、技術開発を行っています。

まとめと将来展望

バンプボンディング技術は、半導体の微細化と電子機器の高性能化・小型化に伴い、ますます重要な役割を担っています。特に高性能コンピューティング、人工知能、5G/6G通信、自動運転など先端分野では、バンプボンディングの技術革新が性能向上のカギを握っています。

今後予想される技術トレンドとしては、さらなる微細ピッチ化(10μm以下)、3D実装技術との融合、環境負荷低減のための低温・低エネルギープロセスの開発などが挙げられます。また、ヘテロジニアス・インテグレーション(異種技術・材料の統合)の進展により、バンプボンディング技術の適用範囲はさらに拡大すると予想されます。

微細化の進展

  • 現在の量産技術では40~100μmピッチが主流ですが、研究レベルでは10μm以下の超微細ピッチも実現されています
  • 従来のはんだバンプから、銅ピラーやハイブリッドボンディングへの移行が加速しています
  • 3次元実装の進化により、積層数の増加と層間接続の高密度化が進んでいます
  • 究極的には原子レベルでの接合技術も研究されており、物理的限界に迫る微細化が追求されています

新材料・新プロセスの開発

  • 低温接合可能な新材料(ナノ粒子金属、活性金属など)の実用化
  • 環境負荷の少ない無鉛・低温プロセスのさらなる発展
  • 信頼性向上のための新世代アンダーフィル材料の開発
  • 柔軟性・伸縮性を持つバンプ材料によるフレキシブルデバイスへの対応

応用分野の拡大

  • 量子コンピューティングなど最先端技術への適用
  • 医療用埋め込みデバイスなど超小型・高信頼性用途の拡大
  • 宇宙・航空機器など極限環境での使用
  • ウェアラブル・インプランタブルデバイスへの応用

バンプボンディング技術は、今後も半導体実装の最重要技術の一つとして発展を続け、電子機器の性能向上と新たな価値創造に貢献することが期待されます。特に、システムレベルでの統合と最適化が進む中、材料科学、機械工学、電気工学、熱力学など多分野の知見を融合した技術革新が加速するでしょう。