小型CMOSイメージセンサーを用いたモジュール製作

実装方式

ハンダ付け

基板サイズ

Φ1.35mm×0.2mm
2mm×1mm×0.2mm

基板材質

ガラスエポキシ基板

ロット数

5~10台

お客様の課題・ご相談内容

フレキ基板を折り曲げて使用したことでクラックが発生
CMOSをフレキ基板へ実装後、折り曲げて使用

装置小型化に向け極小のイメージセンサーを実装した状態で□1.5mm、長さ5mm以内に収めたい。

これまでは図の様にフレキシブル基板に搭載して折り曲げて使用していたが、折り曲げた個所に負荷がかかりパターンにクラックが発生。最終的にオープンして使用できなくなった。

解決の内容・施策

CMOS搭載済み基板に別基板をハンダ接合
CMOS搭載済み基板に別基板をハンダ接合

折り曲げて使用するとクラックが入りやすくなるため、CMOS搭載部とセラミックコンデンサ搭載部を別基板にして後からハンダ付けにて実装した。(図参照)

ハンダ付け箇所が小さくハンダ小手では不可能だったため、クリームハンダを塗布し、基板を固定したまま高温エアーにてハンダを溶融させた。

その後ハンダ付け箇所を熱硬化樹脂で覆い、後工程の加熱時に基板がずれて倒れないように固定して残りの配線をハンダ付けした。(こちらのハンダも高温エアーにて行った。)

施策の効果

大きさを以前より小さくしながら接合部の強度も得られ、接合部クラックの発生率を大幅に低減した製品が製作可能になった。

量産できるような内容ではないものの、スペシャルな製品仕様をうまく実現することができた。

基板接合箇所のハンダ状態(他部品未接合)
基板接合箇所のハンダ状態(他部品未接合)
基板接合箇所のハンダ状態(他部品も接合済み)
基板接合箇所のハンダ状態(他部品も接合済み)
基板接合箇所固定後の状態
基板接合箇所固定後の状態
配線後の状態(基板部分だけで3mm以内)
配線後の状態(基板部分だけで3mm以内)

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