駐車場の遠隔管理システム(防犯カメラやゲートの制御)

概要

駐車場の発券機や精算機などの状況を監視し、防犯カメラの映像で現場の状況を確認しながら、ゲートを遠隔制御するシステムの構築。

実施工程

システム構築、機構設計(板金加工、穴あけ等)、PCアプリケーション開発、単体評価試験

開発のポイント

お客様の要望を元に、自社のモニタリングシステム開発で培ったノウハウを活かしてシステムを構築。
拠点ごとに製造メーカーが異なる機器(発券機、精算機、ゲートなど)を統合し、共通のシステムで駐車場の遠隔管理が行えるようにした。
自社のハードウェアとソフトウェア担当が連携を取り、ストレスのないユーザーインターフェース、運用しやすいシステムを実現することができた。

お客様の課題・ご相談内容

駐車場の監視やゲート、精算機などの制御を遠隔で行いたいが、専門のメーカーに依頼すると機器とシステムのセットで費用が大きくかかってしまう。

メーカー製のシステムには不要な機能も多く、必要な機能に限定してなるべく費用を抑えたい。

また、拠点によって使用する機器・システムのメーカーが異なる場合もあり、拠点ごとに異なるメーカーのシステムを導入するのはコスト面や運用面の煩雑さから避けたい。

異なるメーカーの機器を統合して、共通のシステムで監視、制御することはできないか。

解決の内容・施策・効果

自社で長年手がけていたモニタリングシステムのノウハウを活かし、お客様の運用要件に合ったシステムを提供。不要な機能は削減して低コストで提供できた。

メーカーごとに仕様が異なる機器を統合し、同一のシステムで管理するための設計は難航したが、社内のハードウェア、ソフトウェア担当が連携を取りながら、運用しやすく、煩雑でないシステムを目指して開発を進めていった。

遠隔管理システム構成

システム構成図
  • 本部側より定期的に拠点側へアクセスを行い、拠点機器の異常や警報の監視を行います。
  • 本部側より任意のタイミングにて拠点側の異常や警報および防犯カメラの画像を見る事もできいつでも状況の把握が行えます。
  • 本部側から拠点側の接点出力に接続された機器の遠隔制御が行えます。
  • 拠点側のネットワークは光回線等の有線接続または4GLTE等の無線接続のどちらでも対応可能。設置拠点・運用にあった方法でのネットワークのご提案が可能です。

遠隔管理システムの機能紹介

発券機や精算機の状況を監視

  • 各拠点における異常の発生を背景色で分類。
  • 拠点で発生している異常や接続状態(死活監視)が一目でわかります。

現場で発生している異常を迅速に検知

  • 各拠点の消耗品(ロール紙など)切れの警告やトラブルなどの異常が発生すると、その情報が集約されてリアルタイムに表示されます。
  • 異常が発生している事をウィンドウ内の背景色を赤色にする事で視覚的にわかるようにしています。異常状態が解消すると自動的にリストから削除されます。
  • 拠点の一覧からワンクリックで各拠点のリアルタイム映像に遷移し、現場の状態を瞬時に把握することができます。

現場で発生している異常の見逃しを軽減

  • 状態通知画面を閉じている場合でも、メニュー画面上で拠点にて異常が発生していることを知らせ確認を促します。
  • 誤操作で状態通知画面を閉じてしまっても、異常状態の見逃しを防止します。

レポート出力機能

  • 現在起きている各拠点のトラブルや、過去に発生したトラブル情報をCSVファイルに出力します。
  • 関係者間での情報の共有、履歴の保存がスムーズに行えます。

イベントログ機能

  • 過去に拠点で発生した釣銭切れなどの警告・異常情報を確認できます。
  • 異常ログは背景色赤色・復帰ログは背景色白色で表示されます。

難燃性・防塵性・防水性に優れた制御BOXを採用

制御BOXの構造
  • 壁面への取り付けやオプションでポールへの取り付けにも対応。
  • 屋内・屋外どちらでも設置可能です。
  • IP55の高気密を維持しながら内部機器の熱対策が可能です。
  • 難燃グレード:5VB(6段階評価で上位2番目の水準)
  • IP保護等級(防水・防塵税):IP55

システム仕様

制御盤

電源
100V
消費電力
約31W
使用環境
屋内・屋外兼用
使用温度範囲
-10℃~+40℃(24時間平均値35℃以下)
内部機器温度使用範囲
0℃~50℃
防塵防水性能
IP55(カテゴリー2)
難燃レベル
5VB
ルーバー最大風量
0.39㎥/min
ルーバー最大静圧
67Pa
ルーバー騒音
48dB
ルーバー動作開始温度設定範囲
0℃~+60℃
温度設定誤差
±5℃
復帰温度
動作温度-4℃±3℃
接点入力点数
16点
接点入力方式
シンク
※制御盤内配線変更によりソースへ変更可能
接点入力端子-COM端子間電圧
12V(-25.2~25.2V)
接点入力抵抗
4.7KΩ
フォトカプラ応答速度
最大100μsec
接点出力点数
4点
接点出力方式
オープンドレイン
P4COM+,P4COMー端子間電圧
12V(11.4~25.2V)
接点出力電圧
最大25.2V
接点出力電流
最大150mA ※1ピンあたり
フォトカプラ応答速度
最大100μsec
Ethernet規格
  • IEEE802.3ab(1000BaseT)
  • IEEE802.3u(100Base-TX)
  • IEEE802.3i(10Base-T)
通信方式
CSMA/CD,全二重/半二重
ネットワークポート
PJ-45×8ポート
制御盤外形
451(W)×500(H)×200(L)
制御盤総重量(内部機器設置状態)
10Kg以下
※取り付け金具重量含まず

カメラ

電源
DC12V、PoE(IEEE802.3af準拠)
使用環境
温度範囲:-10℃~+50℃
湿度範囲:10%~90%(結露しないこと)
外部I/O端子
入力専用1点、入出力兼用2点
撮影素子/有効画素数
約1/2.8型 CMOSセンサー/約210万画素
走査方式
プログレッシブ
レンズマウント
CSマウント
ネットワーク
10BASE-T/100BASE-TX、RJ45コネクター×1
最大画像解像度
1,280×720(HD)
画像圧縮方式
H.264(遠隔ソフト使用時)
H.265(SD録画時)
対応microSDカード容量
2G~512GB
イメージャーサイズ
1/2.7"
焦点距離
2.8-8mm
絞り範囲
F/1.2-360
画角(水平)
(WIDE)124.3°/(TELE)43°
画角(垂直)
(WIDE)65.2°/(TELE)24.2°

遠隔監視ソフト

同一拠点最大接続数
10
拠点状態取得間隔
1分~60分
最大画像表示数
4カメラ/拠点
拠点登録数
無制限
対応OS
Windows10 Pro 64ビット日本語版
CPU
Intel® Core™ i5-7500 以上
メモリー
4GB以上
グラフィックアクセラレータ
VRAM512MB以上でDirectX9.0c以上の機能を持つもの
ハードディスク容量
3GB程度必要
画面
1920×720ピクセル以上の解像度、True color24ビット以上(フルカラー環境を推奨)
インタフェース
100/1000Mbpsのネットワークインタフェースカードが装備されている事

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